iFI-Audioの電源アクセサリー

iFI-Audioから電源アクセサリーがいくつか出てゐるが、DC iPurifierとAC iPurifierを使つてゐる。どちらも効果が大きい。
DC iPurifierはKappa Infinitoさんのファインメットつきケーブルセット。
AC iPurifierは、アースがないとディファレンシャル・ノイズにだけ効果があり、アースがあればコモン・モード・ノイズも抑へる。拙宅にはアースが無いので、アースコードを使つて、Yoshii9のスピーカー端子のマイナス側につないでゐる。これは「Yoshii9を最高の音で聞こう」といふサイトにあつた仮想アースをここにつないだら良い効果が得られたといふ話を踏まへたもの。(なほ、「Yoshii9を最高の音で聞こう」は何らかの事情で閉鎖されたが、ウェブのアーカイブで一部を見ることができる。)
iFI-Audioのサイトでは、アースケーブルはコンセントにあるアース端子につなぐことが推奨されてゐるが、英文サイトを見ると、アース端子をつなぐことで仮想アースを作ることもできるやうだ。(両方のランプが赤なのは変はらないが。)
電源関係では様々な装置があるが、iFI-Audioの電源アクセサリーは費用対効果が極めて高い。お勧めです。
なほ、アースケーブルは、iFI-Audioからも発売されてゐるが、何分高価なので、拙宅ではテスター用のケーブルを使つてゐる。これでも効果は大きい。AC iPurifierからの振動がYoshii9のアンプに伝はるのが嫌なので、途中にガン玉を噛ませてある。また、「新大陸への誘い」の記事に倣つた仮想アースも付けた。これがある方が高音の硬さが和らぐやうに感じる。
先に書いたnano i USBなどの様々なアクセサリーに加へてこれらの電源関係アクセサリーをつけることで、Yoshii9の高音の霞みが晴れ、低音は更に伸びる。Yoshii9自体に問題があつたのではなく、供給される電気の雑音がその性能発揮を妨げてゐた訳だ。電源周りを整へると、Yoshii9からは本当に気持ちの良い音が出て来る。楽器の分離が良く、自然な広がりがあるのは勿論、上向きのスピーカーなのに、音が前に向かつて飛び出して来る感じも得られる。本当に素晴らしいスピーカー+アンプだと思ふ。