2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

在るものと在るべきもの

アラン(1868-1951)が1912年12月2日に書いたプロポ。 最後には信仰といふものが分かるだらう。それで神学論争は終はる。この道を照らすのが偉大なカントの著作だ。しかし彼の著書に読者は尻込みする。それは無理もない所だ。仕事や趣味でカントを読む人達は、…

あるがままの自分とは

久しぶりにアラン(1868-1951)のプロポから(1912年11月18日付け)。 昨日、面白い理窟を読んだ。「率直でなければならない。これが最初の義務だ。誰でも自分のあるがままを見せねばならない。そして第一に、自分のあるがままを知らねばならぬ。一人の女に欲情…