2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
角田忠信(1926-)といふ人が『日本人の脳』といふ本を出したのは1978年、今から40年ほど前の事だ。2016年には『日本語人の脳』といふ本も出てゐる。角田氏は、独自の試験方法を用ゐて、日本語(及びポリネシア語)を母国語とする人は、その他の言語を母国語とす…
渡部昇一(1930-2017)『実践快老生活』の第五章は「不滅の「修養」を身につけるために」と題されてゐるが、その中に、高齢者に適してゐるのは「人間学」であり、人間学の中心になるのは古典や歴史だ、といふ話が出て来る。 ここで渡部氏が古典として例に挙げ…
老後の生活に関する渡部昇一(1930-2017)の本を二冊読んだ。義弟が貸してくれたのである。渡部昇一については、やや極端に右寄りの論客といふ印象を持つてゐて、何となく毛嫌ひしてゐた人なのだが、読んでみると同感するところが多かつた。 『知的余生の方法…