2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

原作を読むことの意味

今年はダーウィン(1809-1882)生誕200年だ。アラン(1868-1951)も、ダーウィンの熱心な読者だつたやうで、こんな文章を書いてゐる。(1912年5月15日付のプロポ) このところ、ダーウィンを読みながら、この豊かな哲学者の美しさに捉へられてゐた。こ…

遺伝子で何が決まるか

Nature 誌2008年11月20日号に、"Beneath the surface" といふ記事が出てゐる。日本語の抄訳版から、興味深い点を引用しよう。 多くの生物学者は、意識的かどうかはさておき、生体システムを最適状態に調整されたものとして考える傾向がある。ある種…

共和国としての私

アラン(1868-1951)が、1910年12月4日付のプロポで、こんなことを書いてゐる。 何かの事故で少しばかり皮や肉を取られると、この私のかけらは、すぐに死んでしまふが、だからと言つて、このかけらが、分けることのできない生命の一部なのだと考へては…