2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

文明と軍隊

本日(8月26日)付け朝日新聞の朝刊の、「東南アジア紀行 半世紀」に、「日本の立場で世界見るべきだ」といふ見出しで、梅棹忠夫氏の話が載つてゐた。国立民俗学博物館顧問、88歳である。 東南アジアは東欧と似て、大国に囲まれ歴史的地理的に制約が多…

ラットの脳細胞で動くロボット

8月15日付け読売新聞の29面に、ラットの脳細胞を使つてロボットを動かす実験についての記事が載つてゐる。英国レディング大学における研究で、通常のロボットの制御に使はれてゐるICの代はりに、ラットの脳細胞を培養したものを使ふといふ試みである…

Kauffman と Bergson

前回は、「当然のことながら、Kauffman は、ベルクソンではないことが分かる。」と書いたが、それは、一つには、カウフマンが、自然の創造性そのものを「神」と呼ぶことが、ベルクソンの立場とは異なると感じたからであつた。ベルクソンの神は、信仰の対象と…